誰にも頼まれていない事を先回りをして無理をしないのが大事だと思う。

アダルトチャイルドには「断れない」という傾向もある。

たとえば、残業を頼まれると
「今日は疲れているから帰って寝たかったんだけどな」と思っても応じてしまう。
飲み会など入っていても、「えー。今日予定あったのに!」とすら言わず、黙ってキャンセルして残業に応じてしまう。

しかも満面の笑みで。

社会人になれば、誰しも自分の好き勝手には振る舞えない。
無理目でも残業を引き受けたり嫌な人間関係だって我慢して笑顔を振りまく。

でも同じ社会人でも同じ立場の同僚でも、群れの中には
過労死寸前の疲労を抱えていても、恋人と将来を左右するほどの深い話をする予定があっても残業を断らない人がいる一方で、
比較的おおらかに自分の都合を優先する人や、そもそも残業を振りにくいキャラやオーラを確立するのが得意な人もいる。
そんな人達が会社で「駄目社員」のレッテルを貼られているかというとそうでもなかったりする。

逆に、なんでも笑顔で引き受けるタイプが
「あの人はいつでも暇らしい」(本当は予定をキャンセルしているのに。)
「あの人は頼めば聞いてくれる」(時に依頼した側以上に無理をしていたりする。)
と都合よく扱われ、挙句

自分の都合を優先して好き放題にやっている人を指して
「あの人は色々忙しいんだからあなたがフォローしてあげて」
なんて言われたりもする。

なんだか理不尽な人間社会。
けれどそれは、NOを言わないでヘラヘラしている方にも咎はある。

 

実は今日、ある誘いの連絡があった。
私は誘われたその日には用事があって、誘ってきた人に一番都合のいい時間は空いていなかった。
私はいつもの癖で、何も言わずに用事の方を変更し、友人には最初から何の予定もなかったかのような顔をして「その日は何時でも大丈夫だよ!」と・・・・やろうとして

・・・やめた。

友人が大事じゃないからじゃない。
そういう「無理」は、続くとつい相手に対して恨みがましくなる。

つまり、こういうことがおこる。

こういう「無理」は、その時々は、やってる本人自身「これ位は問題無い」と思い、快く・自発的にやっているつもりなのだけれど、これを続けると次第に「こんなにしてやってる」という気分になってきてしまう。
そして、同じような「無理」を相手にも求めてしまったりする。
相手は当然違う人間だから、そういう「無理」はしない人であることも多いし、「無理している私」が素だと思っているから、私に無理のかかる行動パターンを、そうとは知らずに繰り返してくる

だんだん、「こちらの無理が前提」の付き合いになってくる。
そして「私はこんなにしてやっているのに、相手はやってくれない」という不満が溜まってくる。

勝手に無理をして、勝手にストレスを溜めて、どちらにも「悪意」はなくても関係が捻じれていく。

だから、やめた。
自分が大事だから、やめた。
友人が大事だから、やめた。

やめて、○時までなら空いているけれどどう?とメールを送ったら、友人の返信はあっさりしたものだった。
「わかったー」
これでよかったんだと思った。

私が誘う側でも、会いたいと思った時間にピンポイントで相手が空いていたら「ラッキー」と思うけれど、都合のいい時間がずれていたら、隙間時間にはお茶でも買い物でもすればいいと思う。どうしてもその時間にしか都合がつかないけれどどうしても会う必要がある場合は「お願い」するだろうけれど、そんなのは緊急時であって、日常的にこちらに合わせて欲しいとは思わない。合わせられたら、却って気まずくなって、誘いにくくなるよな。。。

私に限らず、愚痴やネットの相談を見ていても、この「誰にも頼まれていないのに」勝手に気を回し、勝手に辛くなって、相手に「言わなくても分かって欲しい」と望んで叶わず、結果「誰にも頼まれていないこと」でストレスを溜めこんでいる・・・というケースがとても多いのに気付く。

きっと、身に付けている人は十代にもなればとっくに身に付けている距離感なのだろうけれど
そうではないのが現実なら、ものすごく遅ればせでもこれから身に付けていくしかないよね。

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