日本の1人当たりGDPは、世界3位ではない。

日本はGDP世界3位の国です。
長らく、アメリカに次ぐ第2位につけていたのが、2011年に中国に抜かれて3位に転落。
http://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-19120120110120
とはいえ、世界3位ならすごいことですし、
「日本は貧困だ格差だと言っていたって結局、アメリカと中国以外の国々よりは豊かなんだから、贅沢な悩みだ」
って思えてしまいますよね。

ここにも、統計のトリックがあります。
日本は、人口も多いのでGDPは大きいのですが、一人当たりGDPは決して大きくありません。
それどころか経済協力開発機構OECDの34カ国中20位です。
参考:日本経済新聞
下から数えた方が早いです。
勿論、OECDに入っている国というのはそれなりに豊かな国が多いので、OECDの中では下位にいるとはいえ、世界にはもっともっと貧しい国はたくさんあります。それでも。

日本は日本人が思い込まされているほどリッチな国ではありません。

上の日経新聞の記事内のグラフをご覧ください。
「ここよりは豊かだと思っていた」という国がいくつも、日本より上位にランクインしているのではないでしょうか。
なのに、国の経済の話をする時にはなぜかマスコミは3位3位とばかり報道して、この事実は「知る人ぞ知る」程度の話にとどまってしまっています。

そして相変わらず
「日本は貧困だ格差だと言っていたって結局、アメリカと中国以外の国々よりは豊かなんだから、贅沢な悩みだ」
というトーンの話がまかり通ってしまっています。
特に高齢者は、若者が低賃金・雇用崩壊であえいでいても「若者が贅沢になっただけ」という認識で片づけてしまいがちです。
そして「我々の若い頃はもっと貧しくて」と説教が始まったりします。

日本はリッチではないし、OECDの中でも比較的貧しいと思われていた国にも新興国にもどんどん抜かれて順位を下げている。

こういう現実を直視して、リッチではないということを前提にした国や生活の設計をすべき時期に入っていると思うのですが。

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