保証人制度って不条理だよね・・・

日本では進学でも就職でも、家を買うにも借りるにも、入院の時でさえ

保証人って求められますよね。
他人にはそうそう頼めるもんじゃないし、知人を拝み倒して保証人の了承を取り付けても「何親等までじゃないと駄目」とか言われちゃったりする。

自治体の貸付制度を調べたことがあるんですが、社会福祉の一環で、生活困窮者を救うためのはずの貸付制度ですら連帯保証人が必要だったりするんですよね。借金の連帯保証人になってくれるような人がいる位なら、その人から直接借りるっつーの。全然社会福祉になってない。

 

まだ若く健全な家庭に育った人は「親がなるもんでしょ」ってのが「常識」で、意識することすらあまりないと思うのですが・・・。

血縁に恵まれなかった人間にとっては、本当に不条理な制度です。
自分がいくらしっかりしていても、保証人がいないってことで人生の重要な岐路での選択肢が狭まってしまう。

保証人がいなければ出来ないことが、例えば会員制のバーに入れない、とかなら別に行かなければいいだけだけど

就職できなければ、どんなに意欲があっても無職です。
家を借りられなければホームレスです。

 

昔々、都会に出て来て就職したり家を借りたりしたがる人は、地元では継ぐべき田畑や家業がない次男坊や三男坊だった時代では、実家が保証人になることって、まだ意味があったと思うんです。

「都会に出てきた次男坊」自身はその都会では「どこの馬の骨か分からん新入り」でも、実家は地元ではガッツリと地縁ネットワークに取り込まれていたわけで、次男坊がやんちゃの限りを尽くして迷惑かけたら実家が尻ぬぐいもしたはずだからです。・・・でないと、地元で悪い噂が立って村八分にでもされたら、実家の家業が立ち行かなくなるからです。

大家族制でもあったので、親もフワフワ頼りない人だったとしても、たくさんいれば実家の家業をしょって立ってるシッカリ者もいてその人が親に代わって尻ぬぐい・・・なんてこともあったんだと思います。

昔は今と違って、農家なら地元の農家同士助け合わないとやっていけなかったしね。「この村にはもういられないから先祖代々の土地は売って、別の村の土地を買ってやりなおそう」とか出来なかったし、農協に卸せなくなったらインターネットで消費者に直販すればいいや、なんて手段も無かったわけですから。

保証人の意味

でも、今時はその「実家」もただのサラリーマン家庭だったりして地縁からは切り離されて生活しているので地縁の縛りも効かない。サラリーマン家庭は、親戚同士で同じ家業を担っているわけでもないから、血縁の助け合いも必然的に薄くなる。そんな中では

家賃踏み倒すような子の親は やっぱり家賃踏み倒すような人だったりするから

保証人なんて本当に意味がないと思うんですけれどね。

 

それでも、10年位前までは、例えば賃貸物件でも「保証人不要」となるといかがわしいヒトタチが住むようないわくつき物件しか選択肢が無かったのが、最近は賃貸保証会社のようなものが発達してきて、少しずつは変わってきてはいるんですけどね・・・。

病院についても、なにやらソーシャルワーカーに事情を説明すれば保証人や身元引受人がいなくても入院や手術が出来る場合があるらしいんですが、・・・入院しなきゃならないような病状の時に病院と交渉出来るか?と聞かれると、甚だ疑問なわけで。まあ、入院や手術となると生き死にも関わってくるので、患者が死んじゃった時に「この遺体どうすんのよ?」ってなって、無縁仏なら無縁仏で治療費や遺体の処理費用はどうすんのよ?ってなるだろうし、無縁仏かなと思ってそのように処理したら後になって遺族が出て来て・・・といった面倒まで病院が引き受けるのは大変だから、そういう患者は敬遠したいという事情も、分からなくもないのですが・・・。

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