記事より:発達障害者「配慮を」=避難所入れず物資困窮-家族ら、無理解を痛感・熊本地震

発達障害者「配慮を」=避難所入れず物資困窮-家族ら、無理解を痛感・熊本地震(時事ドットコムニュース)
熊本地震では、自閉症など発達障害を持つ子供やその家族の多くが、トラブルを恐れて避難所に入れず、車や自宅での生活を強いられている。行列に長時間並べず、食料や水の配給すら受けられない人も。東日本大震災で同様の問題が多発したため、厚生労働省などは必要な対応をパンフレットにまとめたが、教訓が生かされたとは言い難い。

まず、持病をお持ちの方は、災害に備えて食糧の備蓄は健康な人より念入りに。
飲み止めると症状や離脱症状が出てしまう薬をお飲みの方は特に、薬の備蓄もお忘れなく。
そして今避難中の方には、どうかプライバシーが守られる場を設けて、薬が必要でないか聞いてあげてほしいです。
どんな持病も辛いものですが、東日本の震災時にも、統合失調症などの当事者で
「飲まなければ症状が出てしまう。
妄想などの症状が出てしまえば避難所にいられなくなる。
けれど偏見の多い病気ゆえ、周囲に病名を伏せているので
『薬をください』と言い出すこともできない」
という状況に陥っていた方がいたようです。

発達障害に限らず、「災害弱者」は概ね、平常時からの弱者です。

「もっと大変な人はたくさんいる」中ではありますが、それは取材が出来るライターさん達に任せ、私は障害の一当事者として、敢えて「私」目線でこの記事を書きます。

「この程度のこと」が致命的になる人がいる

東日本の震災の時、私の住む地域は避難が必要な地域ではなかったものの、物流はストップし、スーパーやコンビニから食料が消えた地域ではありました。

私は普段から自由に出歩く体力がなく、宅配に頼ることでかろうじて普通の住宅に一人暮らし出来ている・・・「健常者」に紛れて生活出来ているのですが

宅配はストップしてしまったので、自分で出向いて買い出しにいくしかない。
スーパーに行けば大混雑で並ばないと買えない。
迅速には行動できなかったので、私がスーパーに行けた頃にはお米など備蓄出来てカロリーの取れる食糧は買い占められてもうなく、コンビニの、ご飯やパンの棚も空っぽ。
仕方ないので食糧を求めていくつもの店舗を回る・・・。

健康な人は言うでしょう。
この程度のことは我慢して当たり前。もっと大変な目に遭っている人がいるのだから

私も、誰にも文句は言いませんでした。
でも「この程度のこと」は、身体が弱い人間が寝込むには十分でした。
私はそれでも寝込むだけで済んだのですが・・・。
足の悪いお年よりなどで、震災後買い出しに行けず、食べずに過ごした人もいたそうです。
普段から歩けないような方が絶食したのですから・・・亡くなった人すら、いたと思います。「震災関連死」に数えられることすらないままに。

避難所基準、健常者基準では零れ落ちる人がいる

今回の震災でも「避難所に入らないと物資が受けられない」問題が発生しているようです。

またまた私事になりますが、私は診断名はうつ病なのですが、これに伴ってひどく免疫力が落ちているので
普段から疲れすぎないように気を遣って用事を調節し、無用の外出は避け、出歩く時は体温調節のためのはおり物、電車や人混みではマスクを欠かさない。携帯用の消毒薬も欠かさない。自室では温度も湿度も気を遣って・・・それでも頻繁に熱を噴く。

そんな身で避難所で寝泊まりすればたちどころに酷い体調になるのが目に見えているので、私の住む地域が避難が必要な事態に陥ったら、私は避難せずに家にこもって、家が壊れたりライフラインが途絶えたら死ぬんだろうなとぼんやりと覚悟しています。

極限状態に陥れば、皆が生きたいのですから、弱いものが零れ落ちてしまうのはある程度仕方ないのかもしれません。
災害時に私を助けるために、健常者がなにかリスクを負うべき、とは言えません。
私だって、自分より弱っている人が目の前にいても、自分の最後の食糧を差し出せるかと聞かれれば答えられません。

ただ、食糧の配布などで、量はあるのに「ミンナトイッショ」に長時間大人しく並ばないのは「ずるい」から、という理由だけで配布対象から除外するのだけは

どうかどうか、やめて欲しいと思うのです。

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記事より:発達障害者「配慮を」=避難所入れず物資困窮-家族ら、無理解を痛感・熊本地震」への2件のフィードバック

  1. silent lily

    お気持ち、とても分かります。
    私も常々、何かあったらライフラインの途絶えた自宅で死のうと思っています。
    あの、避難所の生活にはとても耐えられません。
    私はまだ元気な頃、地元で阪神淡路大震災を経験しています。
    私の住むところは避難所生活は免れましたが、あの経験は貴重でした。
    私達のような精神を病む人々だけでなく、人工透析やインスリン注射が必要な方々の被災生活は過酷です。
    元気な人が生き延びることが最優先にならざるを得ないのかも知れませんね…

    1. うつリンク管理人 投稿作成者

      コメント有り難うございます。
      silent lilyさんも同じ思いでいらっしゃいましたか・・・。
      災害は、普段から困難を抱えながらも、色々な工夫をしたり家族のフォローを受けながらかろうじて日常生活を送っている人達をあぶり出してしまう面がありますよね・・・。

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