脱・完璧主義的整理術:食器洗いの発想を転換してみよう

自称・手抜き家事研究家(笑)のトキワです。

大家族の食器洗いは疲れるものでしょうが、うつ病なんかやってると、或いはうつ病じゃなくてもズボラさんにとっては、ほんの数個しかない食器を洗うのもしんどかったりしますよね。

最初はシンクにほんの2、3個しか置かれてなかった食器は、見ないフリをしている間に次第に何食分も積み重なって、誰がどう見ても厄介な状態に育っていきます。夏場だとやがて臭い始め、そこから小バエがわいたりもして、次第にカオスの様相を呈していきます。それで余計に食器洗いが嫌になる、の悪循環。

うつ病、またはズボラとの自覚のあるあなた。ちょっと、発想を切り替えてみませんか?

水切りかごを最終的な片付け場所に指定する

多くの人は、

  1. 食器を洗う
  2. 水切りかごに伏せる
  3. 拭く
  4. 食器棚にしまう

が「食器洗い」のワンセットだと認識しているのではないでしょうか。勿論、そんな風にシャキシャキ洗って片づけて、完璧なキッチンを保っている人というのは、世の中には存在します。

でも、ネットでこんな文章を検索して読んでいるあなたは、それが出来ないからこれを読んでいるのでしょう?

まずは敗北宣言をしましょう。
「私は、洗って拭いてしまう所までを完璧にできるような人間ではありません」

そして、発想を切り替えるのです。洗う、までは仕方ないとしても・・・

「拭いてしまわなくても散らからないシステムを作る」のです。

まずは、水切りかごそのものを、食器の定位置にします。すると・・・

  1. 食器を洗う
  2. 水切りかごに伏せる

オシマイ。もう、水切りかごに乗った食器を見てため息をつく必要はありません
洗おうとしたら水切りカゴもギュウギュウ。食器を拭いてしまう所から始めなきゃ、洗う事も出来ない・・・と嘆く必要もありません。

水切りかごに入りきらない量の食器は、そもそも持たない

次に、洗いきれない数の食器は、そもそも持たないと決めます。大家族の人だとちょっと無理かもしれませんが、大家族の人は食洗器を買うか、他の家族に洗ってもらいましょう。

食器洗い機。いいらしいですよ。家族が多い人には。
私も一度、買う気満々で家電量販店に足を運んだのですが、店員さんに「食器洗い機自体も定期的に洗う必要がありますので・・・一人分の食器も洗いたくない方には、食洗器はむしろ負担だと思います」と実に親身なアドバイスをされてションボリ帰ってきました。・・・食洗機に限らず、ヨ〇バシの店員さんは、客に合わないものは合わないとハッキリ言ってくれるいい店員さんが多いし、修理が必要になった時など、購入店が大手の量販店だとメーカーの対応なんかも違ってくるので、私なんかは高価で長く使いたい家電は大抵、ネットONLYの店ではなくヨド〇シで買っています。

話を戻しましょう。食器洗い乾燥機を買うほどでもない人数でお住まいの方は、水切りかごにおさまる範囲の量におさめましょう。シンクを汚れた食器で溢れさせないためには、溢れようがない量の食器しか持たなければいいのです。

殆ど自炊をしない人なら、箸・スプーン・フォーク、コップ、お椀、どんぶり、平皿・・・位で十分でしょうし、もっとも食器が多く必要となる自炊&作り置き派でも、冷凍からレンジまで対応できる器、冷凍からオーブンまで対応できる器をいくつかずつを足せば、大体日々の食生活には困らなくないですか?

食器の選び方

片付け下手のあなたの食器棚には、何かのオマケで貰ったような、愛着もなければ使い勝手もよくない器まで、並んでたりしませんか?既に大量の食器をお持ちの方は、その中から「登場回数の多いもの」を選び、そうでないものは思い切って捨てるか、出しにくい場所にしまってしまいましょう。

これから買いそろえる人は、以下のような食器が便利かもしれません。

レンジパック(冷蔵・冷凍・レンジOK)

冷凍からレンジまで対応できる器(「レンジパック」と呼ぶらしいです)には、プラスチックのものと陶磁器のものがありますが、おかずを入れる用途であれば、陶磁器の方がそのまま食卓に出せる上、洗いやすいのでお勧めです。プラスチックのものはどうしても洗ってもベトつきが落ちにくい。洗っても洗ってもヌメる容器を前にするとウンザリして洗うのを止めてしまうあなたには、お勧め出来ません。耐熱ガラス製のものもありますが、割れた時でも片づけが楽という意味でやはり陶磁器に軍配が上がります。

片付け下手なあなたは、とにかく「片づけやすさ」「使いまわしやすさ」で食器を選ぶべきなのです。

大き目のお椀(レンジOK)

お椀は、これ位のサイズのものを買っておくと、・・・普段味噌汁を飲むにはちょっと大き過ぎるのですが飲めないことはないですし、丼ものもOK、カレーだってOK。おかずを作り過ぎた時の保存にもこれ位の器があると便利です。多用途に使いたい場合は、レンジ対応であることが重要です。

グラタン皿(冷蔵・冷凍・レンジ・オーブン・トースターOK)

トースターやオーブンにも入れられる器も便利です。グラタンなんて作らない人でも、普通にお皿としても使えます。トースト派の人は、卵や野菜、ベーコンなどを入れて一緒に食パンと一緒にトースターに入れておけばおかずも同時に出来上がります。・・・同時、は言い過ぎですね。おかずの方がスコシ余計に時間がかかりますが、フライパンなどを出す必要がないので便利です。フライパンの方が美味しいです。唐揚げ用の鶏肉を買ってきてこれに詰めて冷凍しておくと(下にタマネギやキノコを敷いてもいいです)解凍してオーブンにかけるだけで鶏のグリルの出来上がりです。

グラタン皿には金属製のものもあって、グラタンだけを作りたいならそちらの方が火の通りがいいのかもしれませんが、陶磁器製のものにしておけば、レンジにも対応できる分、便利です。

鍋も厳選する

鍋は、一つシンクにあるだけで洗い物気分を萎えさせる悪魔のアイテム。これもなるべく少数精鋭でいきたいものです。食器同様、既にお持ちの方は常用する鍋を選べばいいでしょうが、これから買う方は、テフロンの深型フライパンがお勧めです。これ一つで炒め物は勿論、煮物もOK、知る人ぞ知る方法ですが、焼き魚もOKです。グリルを使う代わりにフライパンにキッチンシートを敷いてそこで魚を焼けばふっくら焼き上がり、煙も殆ど立たないし、シートを捨てるだけなので後片付けも超・楽なんですよ!

サイズについては、私は、ひとたびキッチンに立つと4、5食分は作って冷蔵・冷凍してしまうので26センチ位が丁度いいですが、作り置きをしない人ならもっと小ぶりなものの方が場所を取らず洗いやすいです。

まずは深型フライパンを買ってみて、足りないと思ったアイテムを買い足していけば間違いないと思います。取っ手が取れるタイプだと、作った料理をそのまま食卓に並べたり冷蔵庫にしまったりが可能です。

水切りかごは、ステンレス製がおすすめ

水切りかごも、受け皿の水をこまめに捨て、かご自体も時々洗わなければヌメッってくるものがありますよね・・・。特にプラスチックのかごはぬめりやすいです。

皿洗いも嫌だし、水切りかごの掃除も嫌。そんなズボラさんには、ステンレスの水切りかごがお勧めです。

ステンレスの水切りかごなら、ステンレスがぬめりにくく、水はけもいいので、かご自体を洗う手間がぐっと減ります。シンクの上にかけるタイプのかごや、受け皿に工夫がされていて水がシンクに流れるように出来ているかごなら、受け皿の水をすてる手間が無くてすむので、なおいい感じです。

私は料理をする時は何食分も作り置きをするので、小さいかごでは収まりきりません。そこで使っているのは、収容力高めでキッチンの場所も取らない三段のタイプ。ミニキッチンなどでかごを置くスペースが無い場合は、突っ張りタイプもあります。

ステンレスのかごだと、食器が乗っていてもオシャレに見えるのもポイント。

「片づけ途中にしか見えません!オシャレなんかじゃありません!」という完璧主義さん達からの叫びが聞こえてきそうですが。そんな心の声は無視しましょう。モデルルーム作るわけでも、Facebookに写真をアップしてイイネ取りたいワケでもないなら、これで十分です。

奥の手:洗えない時は、食器を使わない

体調が滅茶苦茶悪い時は、食器洗いの工程をいかにシンプルにしても、動けないんだから洗えないですよね。うつ病って、自分の身体も洗えなくなっちゃう位だるいんですから。

なので具合が悪い時、忙しい時は食器を使わないのが一番・・・だったりします。

お皿に、ラップをかけると、お皿が汚れないので食べた後はラップを捨てるだけでOKです。
また、今はレンジにも対応した紙皿が売られています。ボウル型なら、ご飯、おかず、汁物全部オッケー。こんなものを常備しておくのも手です。

少しでも片づけたら、自分をほめる

最後に、これが脱・完璧主義的整理術の重要なプロセスです。

シンクにある食器。洗おうと手を出してみたけれど、なんだか億劫になって洗いきれなかった。皿はなんとか洗ったけれど、シンクまでは洗えなかった。そんな時、つい「全部洗えなかった」「片付かなかった」と責めたくなりますよね。

自分を責めては駄目です。

「器〇個分、キレイになったね」と、出来た方を数えて、必ず自分をほめましょう。

馬鹿馬鹿しいとお思いですか?最初は嘘臭く聞こえると思います。責める声の方が大きく聞こえると思います。

でもそもそも、「片づけられない自分にいら立つ人」は完璧主義過ぎるのです。「全部、完璧に片付けないといけない」と思うから億劫になって、一つも片づけられなくなってしまうのです。

「口先だけでもいいから出来た分をほめる」を習慣にしていくと、だんだんその考えが心にも染み込んでいきます。「キレイになった部分」に目を向けられるようになっていきます。面倒臭さと罪悪感しか感じなかった「食器洗い」という行為を「キレイになった」という「報酬」を得られる行為としてスリ込み直すのです。

そうするとだんだん、億劫の度合が減っていって(億劫は億劫ですけどね!)「完璧にキレイではないけれど、まあまあ許容範囲かな」位の散らかり具合に収まっている時間が、増えていきます。

本当です。ぜひ試してみてください。

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