うつ病の社会的困難

世の中に溢れるうつ病の解説は、うつ病を発病することによる様々な困難を「症状」で片づけてしまい過ぎている・・・病気が「拡大解釈」されている節があるように思います。
(例:「回復期には自殺が起こりやすい。元気が出てくるから?」

当事者として私は常々、こう感じてきました。

「うつ病とはまず病気に殺され、次に社会に殺される病気である」

病気自体が苦しいのは言うまでもないのですが、病気を抱えながら社会の中で、或いは社会に弾かれながら生きていくことは、病気の苦しみに負けず劣らず苦しいのです。

たとえば、うつ病は自覚症状が多い病気でそれ自体苦しいのですが(病気の苦しみ)
うつ病によりよき社会人・よき家庭人を振る舞えなくなることで、会社や家庭から弾き出されてしまったり、お荷物扱いされるのも苦しい(社会的側面の苦しみ)

「うつ病の時に大きな決断をしてはならない」と言われます。大きな決断をするのに適した状態ではないのは確かです。一方で、現実にはうつ病を発病すると、休職、辞職、解雇、離婚等の判断を突きつけられ、大きく辛い決断を下さなければならないことは増えます。はっきりと増えます。

そしてそれらの決断の殆どは、うつ病者が回復するまで待ってなどくれません。

このカテゴリーでは、一うつ病当事者が見た
「うつ病を抱えながら生きる」ということのリアルを、つづっていきたいと思います。

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