うつ病で会食が困難な人のための逆転の発想的対処術

うつ病で、体調によっては食事を全く受け付けない状態になってから久しいです。

個人的には「食べられない」事自体は、ガリガリに痩せて命の危機が迫る事態にならない限りは・・・他の諸症状と比較すると、ですがそう深刻ではないと思っています。
人体は飢餓には強く出来ていますから。
ちなみに、食欲不振の症状が軽くなかったのは別エントリー「うつ病の食欲不振は本当に食べられない」で書いたとおりで、また身体の維持という意味での対処法はそちらのエントリーに書かせて頂いています。
食欲不振が大したことない、というのはあくまで「他の症状と比べると」という話です。

食欲不振はコミュニケーションの大きな支障になる

食事は社会におけるコミュニケーションの基本ですので、「普通に食べる」ことができないとコミュニケーション上大きな支障が生じます。

誰かと出会って親しくなる過程、誰かとの関係を維持する過程にはほぼ必ず「一緒に食事でも」というシーンが出てきます。
これが「カラオケ」「スポーツ」などなら「得意ではないので」と断っても角が立ちませんが、食事は「誰もがするもの」ですので会食を断るということは、誘った相手との人間関係を断ることとほぼ同義と捉えられてしまいます。

食べたり飲んだりというのは無防備な姿を見せることですからそれ自体にも「あなたともう一歩親密になりましょう」という暗黙のメッセージが込められますし、話題が十分に盛り上がらなくても「食べる」という行為があるのでそれなりに間が持ちます。
・・・食事もせずにただ椅子に座って二時間程度の時間を会話だけでもたせるのは大変ですよね。向かい合って座っているだけだと会話にも目線にも逃げ場がありません。
「既に親しい友人と話し込んで気が付いたら数時間」ということはあり得ますが、「これから親しくなろうとする人」「久しぶりに会う同窓生」相手にそれは無理というもの。

会食の場では少食で完食出来ないだけでも気まずいことがありますが、うつ病の食欲不振では「一口も飲みこめない」状態になる。
「食事がまずすぎるか、会食相手が悪すぎる」と捉えられがちですので、気まずさは大変なものです。
「病気で食べられない」と言えば「なら会食自体こなければいいのに」となり、・・・短期間で治る病気ならばそれもいいのですが、うつ病は下手すれば何年何十年と続きますので、その間会食を避け続ければ社会からは孤立してしまうでしょう。

幹事を引き受ける

「食べられない」
ことによる社会的不利益を、多少ながら和らげる方法があります。
幹事を引き受けることです。
そして、バイキングや取り分け方式の食事を選ぶ。或いは、食事ではなくお茶会にする。

皆がコミュニケーションをメインに考えている場では、お皿に申し訳程度の食事を乗せて食べているふりをすれば周りはそんなに気にしません。
最初はドキドキしていたのですが、案外、気付かれません。
・・・気にする人もいますが、少なくともこちらが「誘った側」で「店を選んだ側」なので「食欲がなくて」と言えばわりと額面通りに取ってもらえますし、なにより傷つく人(店を選んだ人・誘った人)がいません。
中には取り分けの場で全員分のお皿を取って平等に取り分けようとする人もいますが、幹事なら「この会ではそういうのはナシにしましょう」と言えます。

なにより、幹事を引き受けている時点で「あなた方とのコミュニケーションを大事に思っています」というメッセージを伝える事が出来ます。

この手が使える場面ばかりではないし、上手くいかない時もありますし、体調が悪すぎて幹事が無理な時期もありますが、わりと有効な手段です。

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うつ病で会食が困難な人のための逆転の発想的対処術」への2件のフィードバック

  1. いずみん

    私もうつ病になり14年になります。家では普通にたべれるのに外食いくと食欲がなくなります。
    子ども 自閉症でシングルです。仕事も2年ぐらいで辞めての繰り返しです。今回はストレスから帯状疱疹になり辞めました。彼氏は居ますが やっぱ外食ほとんどできないです。3人で出かける時は彼氏と子どもで外食。私車食っていう状態がほとんどです。
    子どもも彼ももう気にしなくなりました。
    死ぬわけじゃないし。 仕事の飲み会とかもほとんど参加しておらずでした。変わり者って言われた事もあります。昔のように普通に外食いったり、ディズニーとか人混みにいけるようになりたいです。

    1. うつリンク管理人 投稿作成者

      コメント有り難うございます。

      うつ病だと家での食欲も不安定になりがちですが、外食はもっとハードル高いですよね・・・。
      食事って、世間一般的には趣味も特技も合わない人とでも出来る気軽な交流の場だから、参加出来ないと不都合も出てきますよね。
      ランチも毎回断っていると、「距離を置きたい」意思表示ととらえられたりして厄介です。
      私は最近では、一口も食べられないほどの食欲不振にはあまり陥らなくなったので、まあまあ食べてるフリして胡麻化していますが。
      ・・・まあ死ぬわけじゃないし。いずみんさんは彼氏さんが分かってくれる人なのはよかったですね。
      「普通に食べられる」ことって本当に、失って分かるありがたみですよね。。。

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