無職の人間は居場所がない~社会的排除の深刻~

私は無職で療養に専念しなければならない期間も長かったのですが・・・。

うつ病の場合、体調には波があるため、トイレに立つのも辛い状況でひたすら横たわっている日がある一方で、出掛けられる程度に元気な日もあったりします。

そしてうつ病の場合は、心身ともに出掛けられる状態のときは出掛けた方がいいのです。
長患いでひきこもってしまえば、体力も社会性も落ちていき、社会復帰がますます遠のくからです。

私もそれで、趣味の場などに出かけていくようにしていたのですが・・・。

仕事をしてた時には意識したこともありませんでしたが、仕事の場ではなくとも人は
「名前を聞き、仕事を聞く」
のをもって自己紹介とすることが多く・・・
職場でも異業種交流会でもなくても、無職だと気まずい思いをすることが多い。

のみならず。

「無職です」と言ってもしつこく仕事について聞いてくるひとがいる。
当面は就職出来ないと言っても、会うたびに「就職した?」としつこく聞いてくる人がいる。

私は当時は社会の偏見というものに対して無邪気だったので、言葉どおりの「質問」だと思い、「説明」をしようとしましたのですが、どのように説明しても無駄でした。

自分の視界、自分のグループに、「無職の人間がブラブラしている」のが許せないひとが、いるということだったわけです。
仕事とは関係のない場で、会費を払い飲食費も払い・・・その場にいる人達にはなんら迷惑をかけていなくても、そんなことは関係ない。

「闘病中です」という、趣味の場でちょっと楽しい時間を共有しましょうという距離感の人には言わなくていいはずの事まで話して理解を求めようとしても
「無職でやる事なければ、私だって病気になるわ」
と延々説教が続く。
こういう人達には「うつ病で」などと打ち明ければまた別の偏見で排除にかかるでしょう。

もちろん、こういった人達は、多数派ではありません。
多数派ではないのですが、たとえば20~30人ほどもいる社会人サークルがあったとして、ほんの一人二人こんな人達がいれば、無職・うつ病といった人達が「居心地が悪くなって」居場所を失うには十分な破壊力を持つ。

世の中には「無職出入り禁止」「うつ病出入り禁止」と規約に書かれていなくても、入れない見えない壁がたくさんあることに気付いたのです。
これは無職やうつ病だけでなくあらゆる病気、そして「貧困」「母子家庭」「ゲイ」などの少数派達にも当てはまる、社会の哀しい「現実」であることに、気付いたのです。

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無職の人間は居場所がない~社会的排除の深刻~」への4件のフィードバック

  1. haru

    こんにちは初めまして。40代独身女性の無職です。
    私は10年前にうつ病を発症して現在にいたります。
    当時介護職をしておりました。離職し様々な仕事をしてきましたが出来るのは短期アルバイト位でどれも続きませんでした。
    最近体力を付けたいとサークル活動の見学に行きましたが、確に居場所は感じられませんでした。
    仲間になるにはそれなりの経歴が必要だと感じました。コミュニケーションが取れないのです。
    もうどこにも居場所が無いんだと今絶望しています。
    それでも前みたいとまでは行かなくても元気になりたい。幸せになりたい。そう思い葛藤の日々です。
    周りから見たら理解出来ないでしょう。
    作業所など検討中です。思いつくことはやってみてダメならその時また考えるしかないと今は思っています。
    私が今凄く感じていた内容だったのでコメントしました。

    1. うつリンク管理人 投稿作成者

      コメント有り難うございます。
      無職だと、本当に居場所がないですよね・・・。
      療養が長くなると同窓生や元同僚ともどんどん共通の話題が減っていきます。

      私も、主治医から作業所を勧められたことはあります。
      リハビリのためというより、同じような境遇の人と知り合えるからというのが勧める理由でした。
      私は行ったことがないのと、作業所も人間関係の場なので色々でしょうから良いとも悪いとも申し上げられませんが、そういう考え方はアリかもしれません。他にも、当事者の交流会などあるようです。

      また、ブログやサイトを作るのは、悪くない選択肢だと思います。
      うつ病他、長い闘病生活を送っている人とは現実の社会では出会いにくいですが、ネットではこのように出会うことができるし、ネットを挟んでいる分、匿名で語りたいところまで語ればいい分、気楽な交流が出来ます。

      私がネットで活動しているのも、一方的な情報発信だけでなく、この孤独な闘病の中でも似たような境遇の方と交流していけたらという思いもあってのことです。
      うつ病闘病中ということもあって迅速なレスはつけられませんが、今後もどうぞ気軽にコメントをお寄せくださいね。

  2. ひろ

    通りすがりの者です。
    35歳独身(女)で、20代後半から鬱っぽくなりました。
    この記事の内容は本当にそうだ、と頷いてしまいました。
    私は表向きは自宅自営業なのですが、実際は鬱で仕事が出来ない日が多く、実のところは家族のスネかじりで無職と同じです。人と話すと必ず仕事の話になるため、なんとかごまかして詳細は語りませんが、笑顔でその場をやり過ごすことに限界を感じ、一人になるとどこにも居場所がないと感じ、絶望的な気持ちになる毎日です。。。
    生きていくことが、とても難しいです。
    このブログを読んで、全く同じことを感じる人もいるのだと思い、ついコメントしてしまいました。
    他の記事も読んでみます。参考になるので、こういったブログの存在はとても嬉しいです。

    1. うつリンク管理人 投稿作成者

      コメント有り難うございます。
      「うつ病」は病気の側面ばかりが取り上げられることが多く、うつ病からくる「社会的な困難」にはあまり理解が無い事が多いですよね。
      「普通に信頼される大人」として振る舞うことが出来ないの、辛いですよね・・・。
      私のサイトが少しでも参考になれば幸いです。

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