[うつ病経験者からの助言]うつ病を疑う人は、一週間休んでみてほしい

・・・なんて書くと、

「一週間も休めるわけないでしょ!!」

という怒号が聞こえてきそうです。
私も通常状態で深夜残業が当たり前、トラブルが起きれば徹夜が当たり前、という職場を経験していますし、他にも一日も目を離せない乳幼児や要介護の親がいたりして休むことが非常に難しい状況というのがあることは知っていまじす。
また、そういう状況下でも無責任に仕事を投げ出せない人こそ、うつ病になりやすいことも知っています。

それでも、一週間休んでみてほしい。

理由があります。
私が思うに、うつ病は「オンオフのスイッチが壊れる」病気です。
「寝込んで起きられない」病気でもありますが、一方で「一旦活動モードに入ってしまうと、休息モードに変えることもできない」。

疲労は蓄積して人一倍「休む」ことが必要な状況なのに、リラックスできなくなり、眠りが浅くなり・・・疲労を解消するプロセスが機能しなくなってしまう。
疲れを感じる機能も、鈍っています。いえ、本人的には「疲れたな、つらいな」と感じてはいるのですが、実際の疲労は「そんなもんじゃない」という状態に陥ります。

かくして疲労が、どんどん溜まっていく。

当面は、どこか「ハイ」なような状態で自転車操業的に動いてはいられるのだけれど

疲労が、どんどん溜まっていく。
・・・限界に至るまで。

オンオフのスイッチが壊れているので、夜寝るだけでは、スイッチが入った状態のまま浅い眠りにつくだけなので疲れが取れないのです。

一週間何もしないと決めて休めば、鬱状態の重さにもよりますが、4,5日目にはオフモードに入れます。
「具合が悪くなった」と感じる人もいるでしょう。
これは「休んだから具合が悪くなった」のではありません。これまで「ハイ」状態であったために感じられなかった疲労を、やっと実感できるようになったということです。
自覚できた症状の重さによって、対処を考えてください。

逆に、一週間休んですっきり元気!もう休んでいるほうがストレスだからどこかに出掛けたい!という状態になれたのであれば、一過性の疲労に過ぎなかった可能性、或いは適応障害のようなうつ病以外の症状が出ていた可能性が高いです。

一週間。忙しく日々を過ごす現代人には長い時間です。
けれど、こじれれば何か月・何年と寝込むことになる病気ですので・・・人生が、大幅に狂う病気ですので・・・

なんとか予定をこじ開けて休んでみてほしいと思います。
これから年末年始休暇に入る人も多いでしょう。

疲労がたまっていて異様なくらい効率も落ちている。
精神的に妙に不安定になっている気がする。
体のあちこちに、病名のつかない痛みや不具合が生じている。

そんな人は、せめて大掃除やら初詣、実家への帰省、家族サービス、同窓会といったものくらいはパスして

ガッツリ休んでみてほしいと思います。

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