ブレインフォグ?私がうつ病で一番辛い症状は、思考力の低下

一番辛い症状は、思考力の低下

身体が痛かったり苦しかったり眠れなかったり、憂鬱だったりイライラしたりするのも辛いといえば辛いのですが、というか物凄く辛いのですが

私の場合、一番辛い症状は「思考力の低下」です。慢性疲労症候群などの世界では「ブレインフォグ」という症状名があるそうです。私は慢性疲労症候群の診断も降りているので、ブレインフォグなのかもしれません。また、うつ病ではこの言葉はあまり使われていないようですが、同じような症状なのではないかと思っています。

うつ病と聞くと、鬱鬱して世の中儚む結果、何も出来なくなるというイメージが強いようですし、医師すら「気の持ちよう」的な捉え方をする人がいますが

私は頭さえ動くなら、鬱っぽいとかどうでもいい。

だって、思考って、人間的な活動すべての前提条件ですよね。
思考力が衰えたら、なぁあーーーーんにも出来ずに、ただ横たわっているしかなくなる。
人生を生きたい、やりたいことがあるのに、何も出来ないまま時間を浪費するしかなくなるのですから。

思考力がどれ位低下するか

私は仕事でExcelの関数をあちこちに埋め込んだシートを作ったりもするのですが、昨日、自分で作ったシートの意味が、今日は理解出来なかったりする。

文章も、調べものも終えてあらかた書き終えて、あとはいくつか最終的なチェックをして送信・・・するだけのことが、出来なくなる。文章が書きあがっていても、提出するメールに書く数行の定型文すら書けなくなる。

思考力も、ここまで落ちると、何も出来ない。仕事は勿論、日常生活の諸々も出来なくなります。簡単な手続きも理解出来なくなる。

電車に乗り間違える事も増えました。私は元々方向音痴なので道にはよく迷うのですが、流石に電車は乗り間違えなかった。路線図も行先も書いてあるから、間違えようがないと思っていた。でも、思考力が落ちている状態で移動しようとすると、行先を確認して乗ったはずなのに間違えたり。急行でも止まる駅と知っているのに、なぜか延々各停を待っていたり。いつも乗っている電車でも、ホームへの階段を降りている時に反対方向に行く電車が入ってくると、ついフラッと乗ってしまったり。・・・多分、「電車に乗る」までしか考えられていないのだと思う。

仕事には締め切りもあるので「どうか締め切りまでに動きますように」と祈りながら、動かない頭が動くのを待って、待って、少しモヤが晴れた日に一気に片づけて、また思考不能状態に沈んでいく。そんな綱渡りのような日々を何年も続けてきました。

仕事を再開した直後の数年は、苦しくても頭を使う作業を地味に続けていけば、リハビリのような効果で思考力低下も改善していくのではないかと期待していたのですが、そういうものではないようです。

思考力低下中の感覚

感覚としては、頭の中にドロリとしたタールが絡みついて、動かなくなっている感じ。
何か考えようとしても、頭に血が巡っていかない感じ。

光トポグラフィーという、脳の血流量を測定出来る機械で測定すると、健康な人は計算など頭を使う作業をすると血流量が上がるところを、うつ病者では上がらないそうです。その現象は、本人の感覚とも一致しています。ボンヤリと何もしていない時には特に多くの血流を必要としていないから問題なくても、何か考えようとしても血流量が増えないことで脳が酸欠になって、気分も悪くなる。


(引用元:医療法人しもでメンタルクリニック http://www.shimode.com/topography.html)

 

「考えようとすると気分が悪くなる」なんて、実際に経験したことがない人にはやりたくない言い訳にしか聞こえないでしょうね。やりたくない事も出来ませんが、やりたい事も出来ないんです。

心理カウンセラーなどの中には「やりたいと言っていても、深層心理では拒否しているんです」なんて知ったようなことを主張したりする人もいるけれど、違います。絶対に、違います。

なんとかならないものか・・・。

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