うつ病になるとひどく疲れやすくなる一方で疲れを感じにくくなる

タイトルを見てなんのこっちゃと思われた方もいると思うのですが・・・。

うつ病を患っていると心身ともにとても疲れやすくなり、私の場合はほんの数時間外出しただけでその後何日も寝込んでしまいます。
ただ、その経過は健康な人のものとは随分違う。

健康な人なら活動する→疲れる→寝る→回復する、とシンプルな経過を経ます。一晩寝ただけでは回復しないほど疲れた場合には、翌日に「疲れて辛い、起きられない」状態になります。いつも、疲労感はリアルタイムで脳に伝わります。

うつ病になると身体や自律神経のオン・オフのスイッチが壊れているような状況になります。
一旦活動モードに入れると・・活動モードといっても健康な人よりはずっと重だるい状態ですが・・・それでもなんとか動ける状態になります。ですが、今度はオフに出来なくなる。たとえば、眠れなくなります。外出した夜はそのまま眠れなくて完徹する日も珍しくない。
その時にも疲れていると感じているつもりではあるのですが、本当にオフに出来た時に、どっと具合が悪くなる。

実際に疲れたタイミングと疲れを感じるタイミングがズレるのです。

私の場合は、出掛ける→不眠→翌日は具合が悪いものの頑張れば動けそうな感じがする→翌々日にいよいよ具合が悪くなり、身体も頭も動かなくなる

これでもまだ、実際に疲れた時から疲労感を感じるまでの時間が短くなってきた方です。
うつ病がもっと重かった時期は、疲労感が実際の活動との脈絡がない形で襲ってきていました。

うつ病の人は時間を決めて休むのが大事

これに対して、主治医からは「うつ病患者が疲れを感じられなくなるのはよくあること」として、疲れたかどうかという感覚には頼らず、時間を決めて休むよう指示されており、私もそうすべきだと思います。
ただ、一旦休んでしまうとそのままエンスト状態になって何日も使い物にならなくなってしまうこともあり・・・。エンストを起こせば例えばメール一通送るにも、既に文面を殆ど仕上げていても、確認して送信することすら難しい状態に陥ってしまいます。
うつ病でも社会の片隅に引っかかっていたいと思うとそれなりに用事もあります。健康であればすぐに済むような用事でも、何日も待たせたり遂に出来なかったりするのでは、社会的信用や人間関係を失います。
・・・一区切りついていない状態で休憩を入れるのは、非常に勇気が要ります。

思いっきり気を張っているとしばらくは動けますが・・・

「いよいよ動かなくなる前にまた動き出す」を繰り返せば、結果的に普通に動ける状態になるんじゃない?と思った方、いらっしゃいません?

ええ。それをやると普通に動けます。・・・しばらくは。
でも、疲れるのに休まず動き続けている状態ですから、その後、長く深ぁい鬱がくるんです。

休職していた人が、大分回復していても復職後数週間〜数ヶ月で再燃することが多いそうなのですが、気を張っているので自律神経が延々オフにならず疲れが取れない。取れていないけれど、自律神経がオフにならないがゆえに「気を張っていればなんとか動けるから動いてしまう」のを繰り返す結果、再燃するほどの疲労を溜め込んでしまうということじゃないかなと感じます。

爽やかな疲労感はもう思い出すこともできない

私はいつもいつも心も身体もダルンと重くて言葉で表すなら「疲労感」と呼ぶしかない状態が続いている一方で、スポーツをした後などに感じるような健康的な疲労感は長らく味わっていません。
身体を動かしてスカッとした疲労感を感じて、美味しくビールなんか飲んでグッスリ眠る。
そんなささやかな幸せは、私にとっては叶わぬ夢なのです・・・。

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