魂が身体からズレる感じ

鬱が酷いとき、目が覚めても身体が動かない。
手も足もちゃんとあるし、神経が切れているわけでもないのに
とにかく動かない。

何故動かせないのかも分からない。

うつ病経験のない人は
「ご飯どうしているの?」
と心配してくるけれど、本当に困るのは、トイレの方。

食事は待てるけれど、トイレは待てない。
うつ病が酷い時は食事などどうでもよくなるものだから。

手元もひどく「不器用」になる。
注意力も散漫になるのだろうが、それ以上にしなやかに細やかには動かなくなる。

何かを取ろうとすると他のものをバサバサと落してしまうし
持った、そのものが力なく手から零れ落ちることもある。

思考も、脳味噌の代わりに頭に金属の板でも押し込まれたような感覚。
全く何もかも考えられなくなって
痛みや時間の概念すらなくなってしまえばどんなにラクかと思うけれど

それだけは残って、でも「何かを考える」ようには動けない。

誰かが、「精神病とは身体と魂がズレている状態」とたとえた。

私はスピリチュアルなものは信じないが

うつ病である自分の状態を表現するとしたら、
これほどしっくりくる言葉は他に見当たらない。

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