うつ病の季節変化

うつ病は、季節で病状が変化することがあります。

私は、うつ病がかなり酷かった時には「寝込んで、起きたら季節が変わっていた」という経験を何度もしていました。
当時も「季節が変わってしまうほど長い期間寝込んだ」ということがショックだったのですが、振り返って考えれば、季節の変わり目に寝込み、気候が安定する頃改善するので「寝込んで、起きたら季節が変わっていた」ということになったのだろうなと思うのです。

・・・勿論、うつ病患者は真夏にも真冬にも寝込みます。いつだって寝込みます。

春:イライラが増しやすい季節です。

「『木の芽時』は患者が増える」といった表現が、昔の小説に出てくることもある位、その業界では知られていることのようです。
日本人をやっていると、4月は年度の始めにあたるので、進学や就職、人事異動などで環境も人間関係も変化しやすい時期にあたります。
・・・が、それ以上に。冬モードから夏モードへの、自律神経の切り替えの時期にもあたります。この詳しい説明は東洋医学や漢方のサイトをあたって欲しいのですが・・・

当事者として、春に「妙に些細な事に苛立つ日が続く」ことに気付いた事は一度や二度ではありませんし

薬膳の考え方では、芽吹きのものを食べるのが良いそうです。
とはいえ、うつ病を発症している人がタケノコやツクシを食べた位でイライラが納まるとは考えにくいので、春はそういう季節と割り切って、なるべくペースダウンをし、薬の調整でなんとかなる場合は調整をし、またイライラと気が立っていることを自覚している時にはなるべく人との関わりを避けたり後延ばしにする等の工夫が必要でしょう。

秋:憂鬱になりやすい季節です。

秋もまた、自律神経の変わり目にあたるのですが、春とは違い憂鬱になりやすい傾向が強いです。
年度の変わり目ではないですし、憂鬱は辛いですがイライラほど他人に害にはならないので、あまり多くの用事を入れないようにしてゆっくり過ごすのがいいかと思います。

冬:冬季鬱の季節です。

うつ病になる人が冬季うつ病にもなるか、と聞かれれば必ずしもそうではないと思いますが。
普段のうつ病とは異なり、眠気が延々続く。過食気味になる等の症状が出ます。
一度、知人の一人が冬季うつ病にかかっているかも?と思われる状態に陥ったことがありました。
表情が乏しく、けだるそうで喋り方も緩慢でした。春になったら、普段の知人に戻っていました。

日照不足も原因のひとつらしいので、冬季うつ病の傾向がある人は、とにかく日に当たるように気を付けるのが大事だそうです。

 

傾向を知っていれば、対策も立てやすくなりますし、なにより「今はこういう季節だから、この季節が終われば体調もラクになる」と知っていれば、辛い季節をしのぐ心の支えになります。
参考になれば幸いです。

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